大怪獣ガメラを観ました。そこで気づいたアイアン・ジャイアントとの共通点。
「アイアン・ジャイアント」というワーナーのアニメ映画をご存知でしょうか?
知らない人は今すぐDVD買うか借りるかして観てください。おすすめ映画です(オタク男は号泣するが、冷めた女性は「ハァ?」みたいな反応らしいですが)。監督はブラッド・バード。「アイアン・ジャイアント」を作ったのちにピクサーのジョン・ラセターに誘われ、「Mrインクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」の監督を任されます。
アイアン・ジャイアント スペシャル・エディション [DVD]
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さて、本題。
土曜日にhuluで「大怪獣ガメラ」を観ました。ガメラ映画の第一作目です。
http://www.hulu.jp/watch/365401
ガメラは勿論知っていましたが第一作目は観たことがなかったし、この日は家から出られない事情もあったので、B級SFモンスター映画好きなら観ておかねば、と思った次第。
で、気づいたのですが、「大怪獣ガメラ」と「アイアン・ジャイアント」、イメージが重なる場面がいくつもありました。
もしかしたらブラッド・バード監督は「アイアン・ジャイアント」の主人公のホーガスと同じようにテレビでB級SFモンスター映画をワクワクして観てたのかもしれません。その映画のラインナップの中に「大怪獣ガメラ」があったとしても不思議ではありません。
この記事ではその「もしかしたらブラッド・バード監督がガメラからインスピレーションを受けたと思われる場面」を「大怪獣ガメラ」の時間軸に沿っていくつかあげていこうと思います。(「アイアン・ジャイアント」をまだ観ていない人はここで読むのをやめたほうがいいかもしれません。重要なネタバレはしませんがいくつか細かいネタバレになってしまうかもしれませんので)
船が巨大な異形の者と出会う
まあこれは偶然の一致と言えるでしょう。
少年が巨大な異形の者に親近感を覚える
これもこの手の映画の王道なので偶然の一致と言えるかもしれませんが、私はこのへんでなんとなく「あれ?似てる?」と思ってしまいました。
子供が高い建物から足を滑らせて落ちそうになり、なんとかどこかを掴みながらも結局落ちるが、異形の者が助ける
これも「子供の味方」の「巨大な異形の者」の王道なのかもしれません。しかし私はもう似てるとしか思えなくなってきました。
高圧電線に絡まる
ここで私は、この高圧電線に絡まるイメージが前に挙げた3つのこととも重なり、「アイアン・ジャイアントはガメラにインスピレーションを受けたに違いない!」と思ってしまいました。
少年が「(異形の者を)攻撃するな」と軍隊に訴え、軍隊は核ミサイルを準備する
とりあえず巨大な異形の者には核ミサイルを撃とうとする軍隊。王道かもしれません。しかし共通点が多すぎるような気もします。
空を飛べる
どちらの映画も異形の者が空を飛べることがあとから判明。まあこれも王道といえば王道ですが…
少年が異形の者に「悪いことはしてはいけない」と訴える
ええ。王道ですとも。
ガメラを観終えたたばかりのときは「こりゃ似てる!」と思っていたのですが、こうやってあとから冷静になってひとつひとつ挙げてみると、もしかしたらただの「王道パターン」が重なっただけなのかもしれません。
しかし、「アイアン・ジャイアントがガメラにインスピレーションを受けて作られた」という私の妄想はありえなくもない話と思えませんか?そのように妄想したほうが私は楽しいです。
皆さんにもお時間があればぜひとも両方見比べてみて欲しいと思います。
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あ、最後に「大怪獣ガメラ」について。「大怪獣ガメラ」では決してガメラは人間の味方にはなりません。ガメラに勝手に親近感を覚えるトシオくんが登場しますが、このトシオくん、一度ガメラに助けられてから勝手にガメラに感情移入していて鬱陶しかったです。怪獣映画としてはもっと破壊炎上パニック上等、一度助けたトシオくんも殺してしまう勢いが欲しかったですね。
ではでは今回はこのへんで。